TRAVEL 中欧編

どこか懐かしい 2001.5.15

無事にパリに戻ったTassiは、いつものようにメトロでお目当ての楽器店「Rome Instruments」へと向かった。Keepしてあったフラットバックのマンドリンを出してもらい弾いてみる。なかなか面白い音でヨイヨイ。こういうマンドリンはまず日本では手に入らないからね。ふと脇を見ると4コース・ナイロン弦の小型の楽器が。と言ってもウクレレじゃない、深胴だ。よ〜く見るとボディーサイズも2回りくらい大きい。何とベネズエラのクアトロだった。意外とまともな音がするのでこれもついでにゲット!これでやっとクアトロの本家と元祖がそろったわけだ。バンザ〜〜イ!!

今回何度もシャトレ駅構内を通っているが、今日もまたホテルへ帰る道すがら、ちょいと寄り道をしてみた。演奏していたのはロシアのミュージシャンたち。ギター、ウッドベース、ヴァイオリン、アコーディオンという4人編成。ヴァイオリンがパーカッションの持ち替えもする。ちょっと見て帰るつもりだったが、彼らのパフォーマンスに魅入ってしまい、1時間近くもこの場所に釘付けになってしまった。もちろんTassiだけではなく帰宅途中の人たちも足をとめていた。フランス人はもちろん、ロシアから出稼ぎに来ている人、また故郷を離れて久しい人、ロシアからの旅行者などその聴衆は老若男女様々である。彼らの歌声に合わせて一緒に歌い出す人たちも多かった。自分のふるさとの音楽を聴いて懐かしくなりつい足を止め聴き入る、とても素晴らしいことだよな、自分にはそれがあるのかと自問自答してみる。音楽の原点などと言うと堅苦しくなるが、きっとこういう事で音楽というものが成り立っているのだろうなと、しみじみ感じた。




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