ワカモノよ、ありがとう 2001.4.27
ドンチッチの店員から聞いて行ってみたところは、なんとヴァイオリン専門店だった。おひおひ、ここはちょっと違うでしょう。もしかしたらリュートやマンドリンなんかがありそうか、でも今回はそれが目的じゃないのよね。Tassiとしてもこの手の店はちょっと敷居が高い。値段も桁が2桁は上そうだし、気軽に「これ見せてね」なんて言えないから、ここも外からの見学にとどめた。
プラハでは毎日どこかの教会で必ずコンサートを催している。プロはもちろんだろうが、若手でこれからっていうミュージシャンや学生もそこで腕を磨いているようだ。街中のあちこちの教会の前で、小さな机を前に若いスタッフがチケットを売っている、そんな光景を目にすることがある。敷居の高い店によって楽器屋探索の経路を絶たれたTassiは、次なる方策を練っていた。この街では毎日教会でコンサートかぁ、ならばチケット売りの若い兄ちゃんにでも聞いてみるか。そう決めて教会を探した。おっと、いるではないかヴァイオリンのケースを持ったワカモノが!教会の前でたむろしているぞ。ワカモノはTassiが事情を話すと親身になって相談に乗ってくれた。いいねえプラハの若人よ、もう明日から足向けて寝ませんから.....。Tassiは言われたとおり地図に印を付けていく。もうこれでバッチリよ、そう思ったが行ってみたら簡単に探し当てられず、相当時間がかかってしまった。