TRAVEL 中欧編

店員松品物梅嗚呼残念 2001.4.27

どうよ、この店構え。何かありそうでしょ、カントリー調で。おまけにウインドウにはドブロがあるぜ。アコギも何本かディスプレイされてるし、こりゃあ相当、ウフフフフ.....。まずは外から撮影ね、っと撮っていたら中から店員とおぼしきワカモノが外へ出てきてTassiをそれとなく睨む。別にアヤシイものじゃありませんよ、そう意志表示をしてドブリーデン(チェコ語でこんにちは)と挨拶。ここでひるんだらもう負けです。愛想よく行きましょうね、愛想よく。日本人はシャイなせいか黙っちゃうのがイケマセン。ここで一押しするかどうかで今後の展開が変わってくるんですよ。まあ睨んだ店員も一応ポーズなんですから、ここは一つ穏便かつフレンドリーに事を運びたいということで......。

Tassiは事情を説明してチェコの民族楽器について聞いてみると、店員曰くあのドンチッチしかないとのこと。店内を見渡すとこっちのコーナーCDラックの上あっちの壁はたまた床に所狭しと楽器が並べられている。プラハは今日までだぞ、この店で何か買っていった方がいいぞ.....っと耳元で悪魔が囁く。でもよ〜〜く見るとTassiの基準では残念ながら「梅」なんだよなあ。それなりの品揃えなのだがやはりクォリティー的には今ひとつ。それでも今まで見た中では一番マニアックな店だったね。Tassiは儀礼的にここでCDを数枚買って次の店を教えてもらい、トラム(路面電車)の停留場まで大急ぎで走っていった。トラムを待っていると激しい夕立が降ってきた。ずぶ濡れだよぉ、次の店に入れてもらえるだろうか。そんな不安を抱きつつ車内から地図と首っ引きで、窓の外の次なる店のありかを探した。