TRAVEL 中欧編

その姿勢、疲れますよ 2001.5.1

絵にある楽器はたぶんイラクのREBAB(レバブ)だと思う。形、奏法から見るとこれは日本の胡弓にそっくりだ。胡弓と言えば今や中国の二胡がポピュラーだが、実は日本にもあるのだ。弓で弾く、立てて弾くという点では共通しているが、見た目は全然違う。日本の胡弓の形は三味線とほとんど同じ。弓は上から当てて演奏する。一方二胡は2本の弦の間に弓を通し、弓の表裏で弦を弾き分ける楽器なのだ。そうそう日本の胡弓は演歌などでよく使われるぞ。 職業病と言うのだろうか、ギタリストでは手の腱鞘炎が一般的だが、以前Tassiは咳と背中の痛みにずいぶん苦しんだ時期があった。西洋医学の医者は塗り薬と飲み薬の処方だけ。だから必然的に整体や針などに通うことになる。整体の医師(治療師?)曰く、職業病の原因は弾くときの姿勢にあるとのこと。その後足台を使うようになってから姿勢もだいぶ良くなり、現在では咳も痛みも全くない。それにしてもレバブ奏者は大変だね、きっと。