TRAVEL 中欧編

もうイヤだ、ソフィア! 2001.5.9

中華にまで裏切られたTassiは、もうソフィアで楽器を探す気分になれなかった。街を歩いていてもどこか心は虚ろ。楽器探しはやめて観光に徹しようと思うが、鉄道だけは絶対に使いたくない。また騙されるのがオチだからね。と言ってもこのままソフィアにカンヅメ状態は絶対イヤだ。

Tassiはトルコにそれも航路で行くことに決めた。ソフィアとイスタンブールはおよそ飛行機で2時間足らずの距離にある。もちろん鉄道好きのTassiはできるなら陸路で行きたいが今回はそれを断念。そうと決まれば早速旅の手配だ。バルカン航空はヤバイというホテルの若者の意見に従ってトルコ航空に決めた。日本の友人にトルコのガイドブックのコピーファックスしてもらおうとするのだがコレまた一苦労だ。ブルガリアの電話事情は極めてよろしくない。公衆電話から日本にかけると普通に会話できるのだが、一般家庭やホテルのからの通話はノイズは多い、声が小さいなど尋常ではない。ファックスもしかり、速度は極めて遅く気が遠くなりそうだ。

それでもファックスがあるだけマシで、小さなホテルにはファックスは無いと言っても良いだろう。Tassiの泊まったホテルは、事情を知ったオーナーがわざわざ自宅からファックスを持ってきてくれたのだ。う〜〜む、ヤツはただの酔っぱらいではなかった。感謝感謝だ。しかしフロントの女の子はファックスの使い方が分からず、電話が鳴り受話器を取って信号音が聞こえるとサッサと切ってしまうのだ。話を聞くとファックスなんか見たのは初めてとのこと。Tassiは身振り手振りついでに腰振りで(ウッフ〜〜ン)使い方を教え、日本から届くであろうガイドブックを今か今かと待った。

早朝から旅の手配で走り回りやっと朝食を取ったのが11時過ぎ。だいたい普通の人はこの程度の食事でがんばって働いているようです。日本人はいつもウマイもの喰ってるのがよくわかるなあ。