TRAVEL 中欧編

嘲笑に負けるな 2001.4.26

チェコのプラハはTassiにとって初めての旧東欧だ。旧東欧と言ったって民主化されてすでに10年も経つ。それにチェコは旧東側の中では比較的豊かな国だと思う。西側に追いつけ追いこせで昔の面影は薄いのか、それともまだまだ素朴な部分を残しているのか、実際に早く見てみたい。そんな気持ちでTassiはプラハ・ルズィニェ国際空港に降り立った。

音楽の都と言えばオーストリアのウイーンが有名だが、ここプラハもそれに負けていない。街中には国民劇場、国立オペラ劇場等りっぱなホールがいくつもある。また毎年5月には「プラハの春音楽祭」が行われている。街中に目をやるとさまざまなストリート・ミュージシャンが大活躍だ。特にプラハ城に通じるカレル橋の上では、パフォーマーたちがいつも通行人の目を楽しませてくれる。写真は一風変わった派手なオネエサン(ヨーロッパ人は見た目よりも老けて見えるから、やっぱりオネエサンです)。後ろのベビーカーに赤ん坊の人形を置き、そしてラジカセから音楽を流して、歌い踊るのだ。彼女のパフォーマンスは、お金のためと言うより通行人へのサービス的な感じと受け取れた。だって小銭を投げ入れるバスケットがあんなに後ろじゃ、誰も気楽にお金を入れられませんもの。