TRAVEL 中欧編

異国とは情緒と金の国 2001.4.26

旧東欧諸国は日本人の感覚からすると、物価はとてつもなく安い。食費などはゼイタクをしなければ、1日1,000円もあれば十分足りる。だから旅行者にとってはとてもありがたい事だ。Tassiの場合ワインやビールを飲むから、それよりはもう少しお金がかかるが......。ホテルに戻ろうと地下鉄を降り、地上に出てみたらいつもとは違った出口だった。プラハに着いてまだ2日目、イロイロと不手際が多い。ところが怪我の功名か、そこで懐かしいサウンドを聴くことが出来た。そこには世界中どこにでもいると言われている(?)、南米のフォルクローレのミュージシャンがいたのだ。路上で聴くフォルクローレって、けっこう涙腺を刺激するんだよなあ。それにしてもレベルは結構高いぞ、でもなぜわざわざチェコまで出稼ぎに?

海外に出稼ぎに出るということは、少なくとも自国よりも仕事の量、賃金共に条件が良くなければ意味のない事だ。身近な例で言うと、日本にこれだけ多くの東南アジアの人たちがいることがそれを象徴している。Tassiが感じた物価の安いチェコ、それは写真のミュージシャンにとっては「稼ぎになる国」なのだ。そうかあ、南米ってのはもっと物価が安いのかぁ......。南米とひとくくりにして悪かったが、彼らの素晴らしい演奏を聞きながらそんなことを考えた。




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