TRAVEL 中欧編

マケドニア 2001.5.8

いくつか料理を注文しビールを飲みながら辺りを見回すとだんだん様子が分かってきた。確かに赤一色のケバイ内装だが、ここは風俗店ではなく奥のソファーでただお客が歌って盛り上がっていただけの事だったのだ。アコーディオン弾きのおじさんが一人伴奏している。どうやら突然現れた東洋人に興味津々らしい。Tassiを見ると突然シャンソンを演奏し始めた。おいおい、俺はフランス人じゃないよ。ナニ、フランス人に見えたかって?ナイナイそんなこと。でもきっと彼はそれまで演奏していた土着の音楽(?)ではまずいと思ったんだろう。お上品の代表がシャンソンと言うことなのか。まあ日本の曲でなくて良かった。ブルガリアで「スキヤキ」は聞きたくないモンね。とにかく彼なりに気を使ってくれたことは事実だ。

しばらくするとまた現地の音楽に変わった。またまたお客と盛り上がっている。こういうのは好きだなあ。あれっでもここはブルガリアだろう、この国の旋律ってこんなんだっけ?この妙に心躍らされるサウンドにTassiはメシどころではなくなり、録音するためにMDレコーダーを取りに部屋へとって返した。階段を駆け上がってきたTassiを見たフロントの男はビックリしている。しかし泥酔するために酒を飲んでるはずなのに、いったい俺は何をやっているんだ.....。



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