TRAVEL 本編

みなさんよくご無事で 1997.4.23

Tassiがいつも定宿にしているホテルの部屋で撮影。写真はトルコ、ギリシャで手に入れた子供たち(あんたは人買いか....)。ざっと紹介しよう、左から「ウード」「ブズーキ」「サズ」「ラウト」そして前列が「バグラマ」だ。すべて裏丸系。ちなみにこの子供たちは「民族楽器」のコーナーで音も聞くことが出来るぞ。 まあよくぞここまでなんとか無事に.....。ブズーキはハードケースに入っていたので、搭乗手続きの時にリュックと一緒に預けてしまった。が、いくらハードケースに入っているとはいえ楽器である。心配だったがアテネ空港の地上係員のオネーサンが気を利かせてくれて、荷物を運ぶ作業員に「ブズーキだから気をつけるように!」とトランシーバーで伝えてくれた。さすが国民的楽器、VIP待遇だなあ。あとの4本は簡単なビニールカバーだったので、全て機内手荷物として持ち込んだ。ホントはブズーキもそうしたかったが、いくらなんでも5本は無理だ。4本でもヒンシュクもんである。あっちに頭を下げ、こっちでは脅しまくり、そっちでは愛想笑いを浮かべながらと.....。

ヨーロッパではスリ、カッパライの類に注意せよといわれている。「3秒目を離したら、あなたの荷物はありません」これは香港に行ったときのガイドの口ぐせ、それとおんなじだな。メシも喰いたきゃトイレにも、土産のひとつも買うたろか。そう思うがこれだけの楽器を持って、空港をうろうろすることはムズカシイ。特に食事はキケンだ。というのはTassiの場合、「入れる→即出る〜ぅ....」これは幼少の頃からの変わらぬシステム。だからトイレから帰ってくると、楽器がナ〜イなんてことが十分ありうる。つまり機内以外では飲み喰いはご法度なのだ。そんな思いをしてやっとパリまで持ち帰った楽器である。写真撮影のひとつも許しちくり〜〜。【楽器を機内手荷物として持ち込む裏技】ヲ次回ニ掲載!