TRAVEL 本編

うれしさのあまりの記念撮影 1997.4.19

宿泊先のホテルの近くで記念撮影。Tassiの旅はいつも行きあたりばったり。だから行った先が連休なんてことがしょっちゅうある。以前モロッコに行った時も、滞在中の半分が大々的な国民の休日にぶつかってしまった。日本のお盆や5月の連休みたいなもんだ。日本と違うのは、ほとんどの店が閉まっていることだ。これには参ったなあ。おまけに酒を買っても飲んでもいけないのだ。まあ旅行者は大目に見てもらえるが、現地人は見つかると厳罰だ。とにかく数少ない酒屋はぜ〜〜んぶクローズ。泣く泣く高い金を出して、闇でワインを買ったことがあった。これはモロッコの例、同じイスラム圏でもトルコは違った。だけど街は閑散としている。ということでホテルのそばの人気のないところで野外練習、これはその時のスナップだ。ピックを無くさないようにしっかりと肌身はなさずだ、以前のウードで懲りているからね。

Tassiの信条として中途半端なものは買わない、ということがひとつある。ただ手に入れたウードは、その店で一番高いモデルではなかった。店の人は金持ちの日本人(身なりは汚かったが)と見たか、一番高いのを奨めた。たしかに使ってある材料や作りなどは最高だ。グッと来た、だが音がイマイチ鳴っていない。金額的にはその下のクラスの方が音はイイ。そう告げると彼は自分で弾き比べた。そしてそれを素直に認めた、ニッポンジンニモワカルノカ.....。日本人にしてみれば最高級品でもかなり安い。彼もそれを知ってて奨めたのだろう。ただこちらが音の違いを指摘して、その下のモデルを選んだことで、少しはワカル奴なんだと見直してくれたせいか、それから彼の対応がずいぶん変わった。やはり金にものを言わせて買い物すると、人間見られてしまうから注意が必要だ。