TRAVEL 本編

再会 1990.10.02

東西ドイツ統合前夜ベルリンにて。中央の赤いのがTassi。東西を分けたブランデンブルグ門の前にて。ホントはこの日が歴史的な日とは知らずにベルリンに入ってしまった。どうりで夜行列車が混んでいたわけだ。座席の下に潜り込んで寝ている猛者もいた。実は風邪気味なのでホテルで寝ていたが、ついここまで歩いて来てしまったという偶然の産物。この日はお祭り騒ぎだったけれど、その後のドイツの混乱はみんなの知るところだ。ドイツ人以外の他民族排斥を旗印とするネオナチの台頭や、旧東西の経済格差など、状況は想像したほど薔薇色ではない。貴重な瞬間にベルリンに滞在できたこと、これはTassiの音楽生活においても、また「民族」音楽(楽器)を考える上でも重要な意味を持つので、あえて掲載した。