TRAVEL 本編

4等分? 1997.4.11

サンルイ島近くの橋のたもとでのスナップ。ヨーロッパでは現在もジャンゴ・ラインハルト直系のジプシー・ジャズが盛んだ。毎年あちこちでフェスティバルが開かれていることから、その盛況ぶりを伺い知ることができる。Tassiは幾度もパリを訪れているが、街角でこのスタイルのジャズを聴いたのは初めてだ。この日は寒くて外で演奏するのはちょっとつらそうだったなあ。晩秋や早春の野外コンサートはけっこうシンドイぞ。左のサングラスのギタリストのニヒルな感じがイイ、彼はセルマータイプのギターをうまく弾いていた。このバンドの花形ミュージシャンだ。夜はどこかのクラブやカフェで演奏しているのだろうか。結局聴かずじまいだったが... 。この後、あまりの実入りの悪さに彼らはここを後にして、次なる場所を求め移動してしまった。あ〜〜あ、お金を入れようとした矢先だったのに... 。

ミュージシャンにおカネを払う時は、1曲きちんと聞いてからケースに入れるといいだろう。というのは、曲の途中からだとその曲が終わった後、次の曲がいつ始まるかもわからない。またすぐに移動されてしまってはソンした気分になる。まちがっても乞食に施すような払い方はダメ(もっとも、物ごい同然の人もいるが... )。スタープレーヤーはサングラス、だけど彼ら4人のお金の分配はいったいどうなっているんだろう....。