TRAVEL 本編

安堵の風景 1997.4.15

イスタンブールの楽器店。英語圏以外を旅することは、それもツアーではなく気ままな一人旅だったりすると、けっこう苦労が多い。言葉なんか喋れなくても、最低限喰って、泊れればそれでOK、苦労も旅のうち。そうは思っていても、人間弱気になることもある。そんな時、運良く楽器屋を見つけたりすると、それまでの苦労はどこ吹く風だ。おまけに今まで見たことのない楽器があったりすると、もうた〜いへん。

写真の店はガラタ橋の新市街側、すぐ近くにある地下街の中で見つけた。置いてあった楽器は、シンセやエレキギター等、どちらかというとLM楽器に力を入れているようだった。さほど目を引くものは無かったが、西洋の(?)楽器に混ざって伝統的なウードやサズが同居しているところが興味深かった。