TRAVEL 続編

知らぬが花か 1999.5.15

ヨーロッパでは「ジプシー・ジャズ」と呼ばれる音楽が今も盛んだ。そのルーツはあのジャンゴ・ラインハルトだが、現在もそのフォロワーたちがオランダ、ベルギーを中心に活動している。もちろんパリとて例外ではない。そのジャンゴの愛用したギターが「マカフェリ」である。「セルマー」ブランドで売られていた時期も長かったので、こっちの方がポピュラーかもしれないな。現在は製造されておらず、また中古でも見かけることはほとんどない。いや、まず不可能と言ってもいいだろう。仮にあってもベラボ〜な値段が付いているはずだ。

Tassiは数年前にここパリのROME INSTRUMENTSでマカフェリタイプのギターを手に入れた。その名は「J.CASTELLUCCIA」、結構古いモノだ。店の主人が言うには(Tassiの勝手な思い込みもあるが....)、マカフェリ同様にキチンとした由緒正しい良い楽器とのこと。聞いたことのない名前だったが、音を出したとたんに気に入ってしまい、ちょっと高かったが買ってしまった。他にもマカフェリタイプの新品が何本かあったが格が違うって感じだった。今回の旅で楽器屋のウインドウにこの名前を見つけた時は驚喜した。前に来た時にはこんな店はなかったような気がするなあ.....店構えも新しいし。ここで楽器の由来などを詳しく聞こうと思ったが、残念ながら昼休み時で誰もおらず、おまけにウインドウに飾られた楽器も新品ばかりだった(右から2本目がマカフェリタイプ)。よく見るとTassiの手元にある楽器の方が細部に渡って丁寧だ。ウ〜〜ンどうしたものかなあ....。やっぱりここは静かに立ち去るべきだろうなあ。回れ右!