TRAVEL 続編

もうそのへんにしときいや 1999.5.13

ポルトガルの代表的な弦楽器といったら、まずポルトガルギターを挙げることが出来る。その他に知られているものとして、今回Tassiがゲットした「ヴィオラ・ブラゲッサ」そして「カバキーニョ」あたりだろうか。マニアの間ではこの三品を「ポルトガル三種の神器セット」と言うらしい....。無事リスボンに到着したTassiにはポルトガル最後のご奉公が残されていた。つまり「楽器屋詣で」だ。

これだけ手に入れたのだからもう十分でしょう.....そういう天の声も聞こえてはきたが、とりあえず見るだけ見るだけ......見るだけはタダや。写真はリスボンの「Salao Musical De Lisboa」という店のなか。例によって立派なTATTOO入りのこの2台、両方とも「ヴィオラ・ブラゲッサ」かと思いきや、手前のは何か変だ。ブラゲッサによく似ているが、細面でちょっとくびれが極端である。ペグは12個付いているが、実際張ってある弦は10本だけ、つまり5コースって事だな。質としてはもう思いっきり「梅」である。音の感じははブラゲッサとそう変わらないが、チューニングが全然違うのでカンタンには攻略できそうもない。う〜〜ん、鼻息が荒くなってきたぞ。さてこの楽器の名前だが、ここではあえて伏せておこう。世界の民族楽器コーナーにいずれ登場させるので、その時まで楽しみに待っていてホスイ。あっ、いけね.....手に入れたことをバラしちゃった.....。