TRAVEL 続編

睨まれるほどのモノはなかった 1999.5.11

中には優しそうなオネエサン、ヘンな東洋人の登場にとまどっている様子です。オネエサンと書いたが実は若いのかもしれません。日本人に比べると欧米の人は年齢より落ち着いて見られます。というか日本人がガキなのか欧米人の「足が早い」のか...?Tassiなんか20代でもまだ通用するくらいだからね。数あるピアノの脇をすり抜け、上に飾ってある弦楽器クンたちのコーナーに到着。をををっっっ、ピアノの上には小さなブロンズ(?)の胸像が.....。きっと有名な音楽家なんでしょうね。それと写真には写っていませんが、左手の壁にベートーベンらしき人の絵がこちらを睨んでおりました。う〜〜んアカデミック......いや待てよ、これは盗難防止の魔除けかもしれませんね。もしかしたら隠しカメラが「目」に仕込んであるとか......。

鋭い視線を感じつつも楽器に手を伸ばしてみました。ま、手を伸ばすまでもなかったんですが。Tassiの基準では残念ながら「梅」でした。でも本当はどうなんでしょうね。日本人の繊細な感覚で判断すると、どうしようもないくらいに安っぽいのです。ポルトガルの弦楽器の制作レベルは低いのでしょうか、それとも自国の民族楽器はアカデミックではないんでしょうか。