TRAVEL 番外編

軽いだけでイイのか 1997.4.15

ガラタ橋の上では釣りをしている人に混じっていろんな商売人が営業中だ。もっともその釣りだって何が釣れているんだか良くわからないが。さてその商売人の筆頭は「体重計り屋」だろう。「計り屋」といっても本人がお客を担ぎ上げて計るわけではない。ただ体重計を置いているだけだから、これならTassiにもできる。でももしかしたらトルコでは体重計がとっても高価なのかもしれないな。つまり持っている者だけが商売にできるっていう.....。

そういえば昔話だが、フェンダーの「ローズ」つまりエレピ(エレクトリックピアノ)だね、アレを持っているだけで仕事になったって言う時代があったという話を聞いたことがある。嘘みたいなホントのハナシ、結構高かったので持っている人が少なかったんだ。それからお手軽にストリングスの音が出せる「ソリーナ」なんていう楽器も高かったなあ。これによってストリングスの人たちの仕事が無くなるっていうんで、けっこう問題になったことがあったようだ。今のサンプリング全盛の状況から考えると信じられないハナシだね。さてトルコでは体重計が家庭に普及しても、きっと彼の仕事はなくならないだろう。そんな気がする。そうだなあ、Tassiなら時代を先取りして「体脂肪率表示」の体重計を置くと思う。