OTHERS / VIOLA BRAGUESA

ポルトガルの民族楽器、スティール弦、5コース10弦。

ビオラというのはポルトガル語で、われわれの言うギターのことを指す。つまりブラゲッサ・ギターということで、訳すと「ブラーガのギター」ということになる。

BRAGA地方(ポルトガル北西部、ポルトガル第2の都市「PORTO/ポルト」近郊)では、とてもポピュラーな楽器だといわれている。誰が言ったか知らないが、その言葉を信じてTassiは実際にBRAGAまで探しに行ったが、残念ながら見つからなかった。しかしポルトで写真の楽器を運良く手に入れる事ができた。以前持っていた楽器はリスボンで買った安物だったので、やっと念願が叶ったワケだ。

サウンドホールがハート型なのは、たまたまこの楽器がそうであったのだと思う。またブリッジの形がヒゲのようで面白い。この楽器の特徴として表面板が塗装されていないので、ちょっと湿度には気を使う。ほかにも6コース12弦や、ヘッドの糸巻きがポルトガル ギターと同じものなど、その種類はいくつかある。乱暴な言い方をすると、5コー スの12弦ギターみたいなものだが、音色は12弦ギターよりも軽く乾いた音がする。

基本的なチューニングは、コインブラのポルトガルギターに準ずる(C.G.A.D.G)。しかし演奏の自由度を考えて、Tassiはギターチューニングに近い形(A.D.G.B.E)で演奏している。



MADE IN PORTUGAL





調弦:A,D,G,B,E / D,A,B,E,A 1、2コースはユニゾン、3〜5コースは オクターブユニゾン


TassiのPLAY