LUTE GROUP / LAUTO

ギリシャの民族楽器。スティール弦、4コース8弦。バルカン半島の国では「ウテ」と呼ぶこともあるようだ。

ネックがブズーキで、ボディーがウードみたいな楽器。ボディーの大きさから想像できるように、音域は低めだ。フレットはギターのような金属製ではなく、ナイロンの巻きフレット。ガット・ギターの1弦より細いナイロンが3重に巻いてある。だからしっかり押さえないとキチンとした音が出ない。

楽器店の主人は大陸と島(たぶんクレタ島)の2種類チューニングがあることを教えてくれた。クレタ島が舞台の映画「その男ゾルバ」では、このLAUTOを弾くシーンを見ることができる。

「記譜について」
いろいろ調べているが「LAUTO」に限らず、民族楽器の記譜について正しく明記された資料がなかなか探し出せない。音域的には低音部記号の「へ音」で表記すべきなのだろうが、ギタリストが弾く場合「ト音」の方が何かと都合がよい。ということで、2オクターブ上げて「ト音」にて表記することにした。


ギリシャのLAUTO / MADE IN GREECE





調弦:C,G,D,A, / G,D,A,E 1、2コースがユニゾン、3、4コースがオクターブ・ユニゾン

 


TassiのPLAY