ナイロン弦、9コース17弦。ルネッサンス・リュート。
ホントは13コースのが欲しかったんだけど(バッハが弾きたいから)、でもそれはバロック・リュート。きっと弦が多すぎて訳が分からなくなり、おまけにチューニングもギターとはかけ離れているから、まず最初はルネッサンスからだ。
しかしルネッサンスの9コースでも弦が多くて結構大変。おまけに右手の形がギターと違い、楽器に慣れるまでまだまだ時間がかかりそうだな〜。
一般的に認知されているのが「テノール・リュート」であり、他にも音域の異なるバス・リュートとかディスキャント・リュートなどといったものがある。
「記譜について」
リュートの世界では五線譜ではなく、「TAB/タブ」を使う。そのTABもギターでよく使われるものとはちょっと異なり、ポジションを表す部分は数字ではなくアルファベットである。コレになれるまでが一苦労だ。Tassiにとっては一苦労どころではなく、人生を二度やり直すくらいぐらいタイヘンなことだ。
数字のTABもそうだが、ポジションの指定だけでは音の流れが分からないので、これだけでは音楽をイメージできない。でもきっとその筋の人たちは、TABで十分イメージできるのだろう。ここでは五線譜で表記した。音域が広いから「ト音」だけではまかないきれず、「へ音」の下の方まで使わないと表記できない。サウンドは好きなのだが、こういう点でも敷居の高い楽器である。